NO.３８４８
「復興ねぶた～人間の心意気」
今年も青森からの熊本地震の復興を願ってねぶたの台車４台が来るというので、
2日（土）の夜に熊本城の二の丸公園に出掛けました。
この日は日程がバタバタしていて、駆け付けた時には、
もう終演まで残り１０分を切っていましたので、
急いでねぶたの台車を追い掛けて機動的に撮りました。
ねぶたそのものは、武将らの闘志や強い意志が感じられ、
色とりどりの配色とも相俟って、人間の生きる力、パワーを感じました。
例年にも増して、今年のパワーは凄かったように思います。
みんなとても嬉しくて、元気になりました。
そして、この素晴らしいねぶたよりも、もっともっと光り輝いて素晴らしかったのは、
青森のみなさんの、熊本の人々を応援しよう、頑張って下さいというその気持ちと心意気です。
台車や人員をわざわざ遠い青森から持って来るのです。経費は約２０００万円かかるそうですが、
そのうちグッズの売り上げや寄付で賄えるのは１５００万円で、あと約５００万円は赤字だそうです。
それでも、もう３年連続で、こうやって熊本を元気にするために復興ねぶたを続けておられるのです。
私などはその赤字は誰がどう負担しているのだろと、心配してしまいます。
本当に感謝、感謝の思いです。
さらに、青森側のリーダーの外崎玄さんは、大腸の悪性腫瘍が見つかったそうですが、
それはさて置いて、まずこの復興ねぶたの実現に力を尽くし、手術は後回しにされているそうです。
時間が過ぎた最後には、その玄さんが挨拶をされました。
復興ねぶたが無事立派に実現した青森の人達への感謝、
台車を引いた鎮西高校サッカー部の生徒さんらを含めた、熊本の関係者への感謝などを述べられ、
病気のことも話されて、｢もう自分はいつ死んでもいいと思っています。」と言われて、少し涙ぐまれ、
この催しを遣り切った達成感と関係者への感謝の気持ちが溢れていました。
最後には、地元のタレントのカメキチさんが音頭を取って、
青森のみなさんに「ありがとう！」の三唱を捧げました。
私も、本当にその心意気に感謝する思いで、大きな声で叫びました。
「ありがとう！」
「ありがとう！」
「ありがとーーーう！」
NO.３８４７
NO.３８４６
NO.３８４５
NO.３８４４
熊本の復興を応援して下さった青森の方々と、ねぶたの全景
NO.３８４３
こちらはねぶたの台車の裏側にある人物の表情です。
こちらもいい表現です。
NO.３８４２
台車そのものも、闇に浮かんでとてもきれいです。
NO.３８４１
電飾の跳ね子
沢山の飾りと鈴と電飾がついています。
催しが終わった後で、電車通り方面を歩いておられましたが、
歩く度に大きな鈴の音色がして、とてもいい感じでした。
NO.３８４０
最後に挨拶をされる青森の外崎玄さん。
催しを達成し、成功させた喜びと感謝の表情に溢れていました。
「また来年もしたい。」と仰っていましたが、
体調が回復されて、また実現できることを心から祈っています。
